☆ 心筋梗塞 ☆
〇 心筋梗塞とは? 〇
動脈硬化や血栓などにより、完全に冠状動脈は閉塞し、血液が流れなくなり、心臓に必要な酸素や栄養分の供給が滞ることで、心筋が瀕死に陥る病気
なぜ、冬に多いのか?
☆ 冬の急激な温度差による血圧の変化
〇暖かい部屋から、寒い屋外に出ると、皮膚表面の温度が急激に低下
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・皮膚内に集まっている毛細血管は縮小
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・体温が低くなりすぎないように調節
(血管が収縮して皮膚表面の血流が少なくなった分だけ、体内の中心を流れる血流は増加する)
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・動脈硬化が進んでいる部分がある、冠状動脈は急激に増量した血液が通過できずに発作が起こる
〇寒い部屋から、暖かい屋内に入ると、表面温度が急激に上昇
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・末梢血管が拡張すると同時に、体内の中心部の血流が減少
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・動脈硬化でもともと不足していた、冠状動脈の血流が更に低下
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・酸素不足に陥る
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・心筋の働きが弱まる
〇AM9時~PM12時も注意
・もっとも冷え込む明け方に、睡眠中の脱水や血圧の変動が重なる
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・血管内のプラーク(血管内膜の厚みがましてできた隆起)が破れて血栓ができやすくなる
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・その後血管が完全に塞がるまでの3~6時間経過した時間に注意が必要
☆ 心筋梗塞を防ぐ ☆
1.脱衣場と浴室を暖かくしておく
2.お風呂の温度 38℃~40℃と低めに設定
3.入浴時間は短めに
4.入用後、コップ一杯の水分補給
5.高齢者、心臓病の方は、家族が声をかけて確認する
6.入浴前にアルコールを摂取しない
7.血圧が高いときに入浴しない
8.朝起床時にコップ一杯の水分補給
9.寒い野外に出る時は、寒さを調節
10.禁煙
以上、10か条に付け加え、毎日、適度にカラダを動かすと、血管が柔らかくなります。
*写真は大山