☆ 噛まない食事の デメリット ☆
みなさん、お盆休みいかがお過ごしですか?
先週の投稿で、噛むことのメリットをお伝えしました。
今回は噛まないデメリットをお伝えします。
ご存知と思いますが、急いで、慌てて、噛まずに駆け込むようにして食べる。
こんな食べ方をしていると、消化吸収にマイナスの影響が出るのは間違いありません。
よく噛まないと、食べ物の大きな塊をそのまま胃に送り込むことになります。
普通に考えれば、胃で消化吸収が不完全になって、きちんと消化されずに腸に送られる割合も大きくなるでしょう。
当然、その後に控えている腸への負担も大きくなり、スムーズな栄養素の吸収を妨げる可能性が高まります。
*例えば、豚肉*
(豚肉にはエネルギーを作るためにとても必要な栄養素『ビタミンB1』が豊富に含まれる。)
肉の成分のたんぱく質
⇒ 噛む ⇒ 細かくなる
⇒ 胃酸とペプシンという強力なタンパク質分解酵素で分解
⇒ 腸に送られ、細かく分解 ⇒ 体内へ吸収
☆しっかり噛んでいると、噛んでいる間に脳が「そろそろ肉がやってくる!」と感じ、胃液を分泌し始める。
来るべき栄養素の塊を消化する準備を始め、しっかり、消化吸収される。
噛まないと、そのまま消化されずに胃をスルーして、排便されてしまうのです。
*食物アレルギー*
早食いのため、胃でも、腸でも分解されないものが吸収されると、食物アレルギーを起こす可能性が高くなります。
噛まずに飲み込むと、消化不良や不完全な分解を引き起こして、本来なら栄養素になるはずのものを未消化の食物(抗原)として吸収してしまう。
そのため、食物アレルギーの原因を作ってしまうのです。
参考文献「1日1分 腕ふり健康法」
「30回噛みましょうと!」とよく聞きます。
数えては、食事は楽しめません。
味わうこと。口の中のものがなくなって、次を入れるだけ。
食事はおいしく、楽しんで。味わって。
☆ 写真は一年前に、富士山に登頂した時のご来光の写真です。。