2017-04-25
☆ ミトコンドリア ☆
ミトコンドリアは細胞内のエネルギー産生工場。
自動車で言えば、エンジンにあたります。
実は、細胞内には、エネルギー産生(産み出す)のための方法が二つ存在しています。
ひとつは「解糖系」といって、酸素を使わずに糖質を分解してエネルギーをつくり出す方法。
もうひとつが「ミトコンドリア系」で、酸素を使って食事から摂取した糖や脂肪を燃やしてエネルギーを作る方法です。
乾電池で例えると、酸素を使わないのが「解糖系」では、ひとつの糖から2個の乾電池しか作れませんが、「ミトコンドリア系」では、ひとつの糖から、36個もの乾電池を作ることができます。
つまり、ミトコンドリアは、解糖系の約20倍もエネルギー産生効率が高いということです。
私たちの体の重要部分、心臓や脳、内臓、筋肉などの細胞の大部分では、ミトコンドリアによるエネルギー産生が行われています。
人間が呼吸をして酸素を取り込めないと死んでしまうのは、ほとんどの細胞がミトコンドリアによる酸素を使ったエネルギー産生に存在しているからなのです。
ミトコンドリアというエネルギー産生工場がいっぱい稼動する(活性化する)と、摂取した糖分や脂肪をどんどんエネルギーに変えてくれるため、健康で生き生きと活力溢れる生活が送れます。
参考文献『一日一分 腕ふり健康法』参照抜粋
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